« 5週間ぶりの治療 | トップページ | 最後の戦い »

全身に転移

転院して 1週間がたちました。


自分の身体が 大変なことになってしまいました。


たくさん たくさん 落ち込みました。


たくさん たくさん 悩みました。


自分では 転移をした日から いつか こんな日が来るのかもしれない ・・・と 心のどこかで 思っていました。


悪性黒色腫は たちの悪いガンであること 進行が早いガンであることは 百も承知。


ある程度 覚悟は できていたつもりでしたが いざ 直面すると 身体の震えは止まらず 全身の血の気が引きました。


この現実を 受け止めたものの ブログに載せる気力が起きず 一週間が過ぎました。


もう ブログを書くのは 無理だと思い ブログはやめようと思いました。


この先 つらいことが多くなり そんなことを 載せても 仕方がない。


心も 身体も パニック状態のなかも 毎日毎日 検査 診察を繰り返しながら できることを探して 先生方が 全力で動いてくれました。


耐えなければいけないこと 受け止めなければいけないこと あきらめなければいけないこと 前向きに考えられることなど 徐々に 心の整理ができてきました。


ひどい内容になると思いますが ここに書くことで 楽になることもあるので 迷いましたが ありのままを載せることにしました。


------------------------------------------------------------------------------------------


転院してすぐに 先生方のカンファレンスがあり 「大変 重要な話があるので 病棟で待つように」言われました。


1時間ほどして カンファレンス室に呼ばれると 大勢の先生が いました。


重~い空気。


きっと よくないことを言われるのだと すぐにわかりました。


「この画像は もう見ましたか?」


「いいえ。」


この画像は 頭から腰までの造影CT画像で ガンセンターで撮って すぐに 転院になってしまったので まだ 見ていませんでした。


「ガンセンターでは 見ていませんか?」


「はい。」


「そうですか。。。」


「なにか 悪いことがありますか?」


「そうですね。。。 残念な結果が出ています。」


今の体調を気遣う言葉をかけられ 画像を見ながら 説明が始まりました。


「まずは 肺の転移ですが かなり 大きくなっています。」


「そうですか。。。」


「次に肝臓ですが 数は 70~80ヶ所。それぞれの腫瘍も 大きくなっています。」


「はい。。。」


「あと 大変 残念なのですが 新たな転移があります。」


「新たに。。。?」


「まずは頭です。 脳に 約2cmの転移があります。」


「脳転移ですか?」


「はい。 この画像では 1ヶ所ですが MRを撮ってみないと まだあるかもしれません。 頭痛や 吐き気などはありませんか?」


「特に いまは。。。」


「次に 骨です。」


「骨も??」


「頚椎1ヶ所と 背骨 2ヶ所 あと 骨盤です。」


「そんなに たくさん?」


「背中や 腰は 痛くないですか?」


「背中や 腰は 痛くなるときがあります。。。」


「次に 胆嚢です。」


「胆嚢。。。」


「そして 胃です。 胃は 比較的 小さいですが 転移があります。」


「はい。」


「そして 小腸です。 小腸は この画像では 3ヶ所に 大きな腫瘍がみられますが 他にもある可能性があります。」


「そうですか。。。」


「最後に 大腸ですが 2ヶ所に あやしい影があります。」


「大腸も。。。」


ひとつひとつの説明は もっと丁寧で 長かったのですが 全身に 転移していることがわかりました。


-------------------------------------------------------------------------------------------


何を どう対処していくか?


わたしの 今の 一番の問題は 貧血です。


輸血をいくらやっても すぐに ヘモグロビンが下がってしまうため 治療も 麻酔も できない状況です。


輸血をしながら できることはあるのか?


どこまで やるのか?


そして 話は 最期をどう迎えるか? ・・・という話になりました。


脳の転移が進んでしまうと 話ができなくなることがあるので 今のうちに 本人の意思を 聞いておきたい ・・・と。


延命治療は 希望するのか?


このまま 病院で過ごすのか?


介護認定を受け 在宅ケアで 過ごすのか?


ホスピスなどの 緩和ケアで過ごすのか?


突然 そんなことを聞かれても 答えられず。


先生の口から出る言葉は ショックなことばかり。


身体が震え 寒気が止まらない。


全身に転移したことの ショック。


急速に 死が迫ってきたことへの 恐怖。


一度に とてつもない量のダメージでした。


-------------------------------------------------------------------------------------------


様子がおかしいことが わかるのか? 毎日のように 面会できなくても お見舞いに来る母親。


母親だけには 知らせたくなかったのですが 教えてほしいというので すべてを 話しました。


泣きながら「わたしが 代わってあげたい」と 何度も言われました。


何よりも 辛い時間でした。


|

« 5週間ぶりの治療 | トップページ | 最後の戦い »

心と体」カテゴリの記事

コメント

神奈川マスターズの4フリー、勝ち逃げはダメだよ!

投稿: 松田修一 | 2014年11月20日 (木) 20時55分

全身に転移しているのであれば

全身を変えてしまえばいい。

人は食べ物で出来ています。

化学物質ではないのです。

豚を食べて豚になることもなく

牛を食べても同様です。

食べて消化して自分の身になっていくのです。

生まれてからずっと、ずっと、ずっと。。

毎日毎日。

3年すれば、、7年すればすべてが変わるという学者もいます。

どうしてなんでしょうね。

薬も仕方ないのかもしれませんが、手術も仕方ないのかもしれませんが、

どうしてなんでしょうね。


20数年前、今の知識があれば、あのときの母親の状況を

少し変えることが出来たのかもしれない。

癌細胞というものは死なない細胞らしいです。

不思議ですよね。死なない細胞なのに。。


現代医学が間違っているとはいいません。

間違っている部分もあります。

『風邪をひいたから医者にいって抗生剤を飲もう』

これは明らかに間違い。

抗生物質で殺せるのは、腸内善玉菌らしく、いちころ、全滅するといいます。


あなたのこれまでの癌知識を持ってすれば

何らかの道は見えてくるはず。


それは誰にもわからないあなただけの解決方法です。


私は、あと数ヶ月で母と同じ年齢になってしまいました。

あの頃出来なかった親孝行は、今なら出来るのかもしれないけれど、

もうどこにもいません。


敷かれたレールを誰にも変えることが出来ないのだとしたら

曲げることなく進むしかないのだと思います。


ゆっくりと徐行運転でありますよう

願っております。

投稿: D | 2014年11月20日 (木) 21時19分

辛いですね。。。

この先は誰にもわかりません。
決断をしていくのは苦しい事です。

明日が見えない真っ黒な景色。
お母様のお気持ち。

ひとつひとつ解決できますように。

腫瘍が暴れることなく共存できますように。

投稿: あさこ | 2014年11月20日 (木) 23時09分

この状況で一糸乱れぬ文章。それ自体が奇跡です。全身転移でも樹木希林さんの例もあるように、私は先生がさらなる奇跡を起こす気がしています。

投稿: ゆう | 2014年11月20日 (木) 23時31分

山崎先生の言葉を思い出して
勝たなくても、引き分けで良いんです。
あらい先生はまだ生きてるんですから
大丈夫

投稿: さくやのおとうと | 2014年11月21日 (金) 00時10分

10月のおしまいに、あらいさんの後ろから100mを何本も何本も泳ぎましたね。

そして後ろからずっとずっと見てました。

あらいさんの姿がよく見えるように、離れないように、頑張って食らいついて泳ぎました。

こんなにカラダがキツいのに、こんなにキレイに泳げるなんて、感動でした。。

まだまだ。

まだまだ一緒に僕達と泳ぎましょうね!

投稿: きたむ | 2014年11月21日 (金) 00時42分

あらいさん。
ブログを書いて貴方の気持ちが
少しでも楽になるなら、書いて下さい!
私達は待っています。
生きて下さい!
もみじカップ広島で待っていますよ。
美味しいビール飲みましょ!一緒に!
楽しみにしているのです!(*^^*)

投稿: イルカまま | 2014年11月21日 (金) 00時59分

あらいさんがどんな選択をしようとも、私たちはそれを支持します。

投稿: | 2014年11月21日 (金) 07時51分

先生、私、センバタや有酸素、その他の
他にないレッスンがすごく好きです。
是非、また、プールでお会いできますよう。
祈ってます。

投稿: dump | 2014年11月21日 (金) 07時55分

ずーっとブログを読んできました。私の心の生活の中の一部です。つらい治療 宣告なども明るく楽しながら的確に伝わり いつも感動して涙したり 笑ったり.......このブログがずーっとずっと続きますように・・・・・

投稿: ピピ | 2014年11月21日 (金) 08時48分

1行でもいいです。ブログで吐き出してくださいませ。沢山の方々が応援なさっております。
私も力強く祈ります。

投稿: swan | 2014年11月21日 (金) 09時33分

どうか、どうか、血液の状態が良くなりますように。治療が受けられますように。麻酔ができるようになりますように。ガンマナイフを受けれますように。
皆の祈りが通じますように。
皆さんのたくさんの応援、想いがあらいさんの生きる力になりますように。
信じています。

投稿: サクラ | 2014年11月21日 (金) 10時36分

もう一度、一緒の組で泳ごうって、待ってるよ。

投稿: ひげだるま。 | 2014年11月21日 (金) 12時05分

何度も教えて頂いたのに、大会でお見かけするとなかなか声もかけられなかったあらい先生!

今度は勇気を出して声をかけるので…。その日が必ず来ますように、祈ってます。必ず!

投稿: M | 2014年11月21日 (金) 16時47分

プールに戻って来る日を信じて祈って待ってます。
2015年7月JAPANマスターズ200バタフライエントリー待ってます。生きて生きて下さい。

投稿: Rinmam | 2014年11月22日 (土) 21時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1395152/58043761

この記事へのトラックバック一覧です: 全身に転移:

« 5週間ぶりの治療 | トップページ | 最後の戦い »