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感謝された話

12月のことです。

プールのロビーで 見知らぬ美人女性から 声をかけられました。

この女性は 肺がんで 肺の左側の半分くらいを切除したとのこと。

わたしのブログを読み 同じように 肺を切除したので ぜひお話を ・・・とのことでした。

肺を切除をする前のことから 切除をした直後のこと あまりに似た感じだったので 聞き入ってしまいました。

その女性は お産を含め 数々の痛い思いをしてきましたが 「こんなに痛い思いことをしたことがない!」 と おっしゃっていました。

術後の痛みは それはそれは きつく 痛み止めも効かず 「こんなに苦しいなら死んでしまいたい」と思ったとのこと。

わたしも 全く同感。

「肺は小さくなると 広がらない」と言われ 肺のリハビリも 辛かった。

息を大きく吸い込むように言われるが 大きく息を吸い込もうとすると たんが絡み 咳が出る。

咳を一度してしまうと 激痛でうずくまる。 

身体中から脂汗が出て 一気に体力が消耗。。。

次第に 息を吸うことが怖くなり 呼吸はどんどん小さくなる。。。

もう 聞いていて 全く同じだったので あの痛みを思い出してしまいました。

痛みというのは なくなると忘れてしまうもの。

これまでも いろいろと 痛いことはありましたが 痛みがなくなると そういえば 痛かったなぁ・・・ くらいものになってしまう。

しかし・・・

「忘れられない痛み」というものが あるのだと 初めて思いました。

痛みが楽になってきた今でも あの痛みは鮮明に残っていて この女性と同じく 思いっきり息を吸い込むことは 怖いです。

この女性は その後も 痛みの恐怖が抜けなくて 深く息を吸うことができなくなってしまったとのこと。

術後 深い呼吸を 全くせずに過ごしてきたので 結果的に 肺は小さくなってしまったそうです。

色々とお話を伺い 最後に この女性が 涙を流しながら このようなお話をしてくれました。

「私は ずっと水泳をやっていました。 しかし 肺を取ってから あの痛みを経験し 息を吸うことの恐怖から 泳ぐことはできなくなりました。 今でも 痛みはあり 呼吸するたびに恐怖で 毎日毎日 咳をしないように 深呼吸をしないように 気を付けています。 周りで励ましてくれる人もいましたが この痛みは 誰にもわかるはずがない。 もう 泳ぐことなんて とてもできない ・・・と思っていました。 ある時 あらいさんのブログを見て 手術の方法 取った場所 大きさが全く同じであったことと 同じ痛みを経験したのに それでも 前向きなあらいさん姿を見て とっても感動しました。 そして 深い呼吸は 絶対怖いはずなのに まさか 術後1か月で泳ごうという意欲に 驚きました。 絶望感しかなかった私でしたが いつからか わたしも もう一度泳ごうかな? ・・・と思うようになりました。 ずっとふさぎ込んでいた私が 突然明るくなり 周りの家族は 何があったのか? 不思議に思っています。 今日は あらいさんに お会いできるとは思いませんでしたが スケジュールを見ると こちらのプールにいらっしゃるのではないかと思って来てみました。 わたしにとって あのブログは 本当に心の支えになって 励まされました。 さらに あきらめていた水泳を もう一度やってみようと思えるようになり あらいさんは わたしの 命の恩人だと思っています。 どうしても お礼が言いたくて 会いに来てしまいました。 ありがとうございました。 本当に感謝です。」

なんだかつられて わたしも泣いてしまいました。

初対面の方から こんなに感謝され 命の恩人とまで言われ 恐縮ですが とっても うれしく思いました。

あんな 痛い 辛いが 連発の記事が 人のためになっていたなんて・・・

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