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入院日記⑩

しずちゃんの トレーナーさんが 亡くなりました。

彼が亡くなったことで 「悪性黒色腫」というガンのことも テレビで紹介されるようになりました。

彼が ガンになったと報道があった時に 「悪性黒色腫」であることも言っていたような気するので 彼が 悪性黒色腫であることは知っていました。

その後も 彼のガンの経過を ずっと 気にしていました。

なぜ 気にしていたかと言うと もちろん同じガンということもありますが わたしと 彼とは あまりにも 共通点が多くて・・・ 

・年が同じ

・ガンができた場所が ほぼ同じ場所

・抗がん剤の種類 インターフェロンも 同じ

・抗がん剤の 治療期間も 彼が5クール わたしが6クールで ほぼ同じ

・体力があり 運動もしている

スポーツをしていて 年も同じで ガンの場所も同じ。

治療も同じなら 同じような 経過をたどるのではないかと思っていたので 彼が亡くなったNEWSを 聞いた時には 本当に ショックでした。

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ガンは 若いほど 進行が速いと言われます。

同年代の人が 同じガンだと 進行の速さも 同じような気がしてしまいます。

わたしが入院中に亡くなった同級生も 転移が見つかってから 亡くなるまでは あっという間でした。

転移は いろいろなところに起こるのだと思いますが このガンでなくなった方の話を聞くと 「骨 肺 脳」への転移が 多いような気がします。

しずちゃんのトレーナーさんは 肺だったそうです。

転移が見つかってから あっという間に亡くなってしまう 進行の速さを 何度も見てきて あらためて こわい病気だと思いました。

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先日 感染の日の昼間 インターフェロンの治療の時に 先生に聞いてみました。

「しずちゃんのトレーナーさんが 亡くなりましたね・・・」

「そうですね。 あらいさんと同じ 悪性黒色腫でしたね。」

「彼と ぼくは どっちが 重症なんでしょうね?」

・・・ そりゃ 彼でしょ! と 間違いなく言うと思ったのですが・・・

「あらいさんですね。」

「ええっ!?」

あまりに ビックリして インターフェロンを注射中の足を動かしてしまった。

「痛っ!」

「あらいさんは いまこうして 元気に生きていることが 奇跡なのですよ。」

「そ そうなんですか?」

「腫瘍の厚さは 絶望的な大きさでした。 即手術をしましたが 血管に がん細胞が 飛び散っていました。 リンパも ふつうは 生検をしてから リンパを取るのですが あらいさんの場合は 生検をする時間的余裕がなかったので 腫瘍と同時に リンパ節を 全部取ってしまいました。 あらいさんは 今も元気だし 抗がん剤でも痩せないし データにならないことだらけです。」

「そ そうですか・・・」

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2~3週間後に またまた 全身画像検査があります。

聞くところによると 半年に一度とか 一年に一度という検査を 2~3ヶ月おきに やっていただけるので 手厚く 扱っていただき 本当にありがたいです。

これだけ 頻繁に 画像検査をやる理由は 親切もあるともいますが いつ進行が始まっても おかしくない状態なのかなぁ~? ・・・なんて。

このところ あまりに元気で 自分が ガン患者である意識も薄れていて 病院に行くことも 違和感が出るようになりました。

違和感というのは・・・

ここ(病院)にいる人たちは みんな 病人なんだなぁ・・・

ぼくは 元気なのに なんでここにいるんだろう・・・ みたいな感じ?

ガン患者であることの意識も薄れ 病院に違和感をおぼえ 元気に過ごしていた中での 今回の入院。。。

自分の中で 「もう 入院はない」と 確信していただけに ショックでした。

2年ぶりに 病棟に行き 24時間 点滴をしながら 動けない身体で 天井を見つめていたら・・・ 

「やっぱり ぼくは 病気なんだなぁ・・・」 

過剰に ガンのことばかり考えるのは どうかと思いますが 少しは ガンである自覚をする必要もあるのかなぁ・・・なんて。

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入院中 面会ができないので メールができるようになった ボクちゃんから 毎日メールが届きました。

内容は 特に心配した様子もなく 飼っている カブトムシの話ばかり。

「かぶのしん」という名前をつけたとか 餌を食いまくっている・・・!? とか・・・

どうでもいい内容ばかりでしたが とっても 癒されました。

亡くなった同級生には 3歳と6歳のお子さんがいました。

亡くなる直前まで 子供たちに たくさんのメッセージを 残していました。

しずちゃんのトレーナーさんには 4歳のお子さんが。

幼い子供を残し 先立つなんて とても つらいです。

無邪気な子供を見ながら 弱っていく自分が さぞ 無念だったと思います。

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わたしは 奇跡の人らしいので これからも 身体と心にいいことばかりを やっていこうと思います。

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