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ヘモグロビンA1C③

いよいよ 本命の!?  「ヘモグロビンA1C」の登場です・・・

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●ヘモグロビンA1C

ヘモグロビンは 酸素を運びながら 身体の余った「糖」や 糖の代謝物などを見つけると くっついてしまう性質があります。

色々とくっついた中で 「糖と くっついたヘモグロビン」を 「ヘモグロビンA1C」といいます。

糖とヘモグロビンは 一度くっつくと離れません。

血液中に 余っている糖が多ければ多いほど 糖がくっついたヘモグロビン(ヘモグロビンA1C)が増えます。

「ヘモグロビンA1C」が 高ければ高いほど たくさんの余分な糖が 血液中にあって、ヘモグロビンとくっついてしまった・・・ということになるのです。

ヘモグロビンの寿命は4ヶ月。

つまり 「ヘモグロビンA1C」をはかることで ここ4ヶ月間の 血液中の糖の量が分かるのです。

4カ月といっても 50%は過去1ヶ月間の間に作られ 約25%が過去2ヶ月 残りの25%が 過去3~4ヶ月で作られるとされているので 近い過去の血糖値ほど「ヘモグロビンA1C」影響することから 1~2ヶ月の平均血糖値の動きを見るのに最適という訳です。

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これはどうでもいいですが・・・

せっかく勉強したので・・・「ヘモグロビンA1C」の「A1C」という名前の説明です。

ヘモグロビンは 「グロビン」の違いで 「ヘモグロビンA」 「ヘモグロビンA2」 「ヘモグロビンF」の3つに分けられ そのほとんど(97%)が「ヘモグロビンA」です。

「ヘモグロビンA」が 何かとくっついた状態(グリケーション)を 「グリケーティッドヘモグロビン」といい これを略して 「グリコヘモグロビン(ヘモグロビンA1)」と呼びます。

「ヘモグロビンA1」は さらに「ヘモグロビンA1a」 「ヘモグロビンA1b」 「ヘモグロビンA1c」 の 3つに分けられ 「ヘモグロビンA1c」は ヘモグロビンに 「血糖(グルコース)」がくっついたものです。

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「ヘモグロビンA1C」が わかったところで その数値の見方です。

「ヘモグロビンA1C」という項目にある数字は 全ヘモグロビンの中の 「ヘモグロビンA1C」の割合です。

全ヘモグロビンの中の 「ヘモグロビンA1C」の割合をみると その人の だいたいの 平均血糖値が分かります。

ヘモグロビンA1C 4%  平均血糖値60 mg/dl
ヘモグロビンA1C 5%  平均血糖値90 mg/dl
ヘモグロビンA1C 6%  平均血糖値120 mg/dl
ヘモグロビンA1C 7%  平均血糖値150 mg/dl

たとえば 空腹時の血糖値が「150」だったとします。

空腹時に「150」というのは かなり高い血糖値!ということになりますが  「ヘモグロビンA1C」 が「5.0%」だったら この人の空腹時の平均血糖値は 「90」くらいなはずなので 全然問題なし! ということになります。

逆に 検査の日の血糖値が「100」だとしても 「ヘモグロビンA1C」が「7%」だとしたら この人の空腹時の平均血糖値は 「150」くらいなはずなので かなりまずい・・・ということになります。

「ヘモグロビンA1C」は 「5.8%未満」が 正常値とされているので 5.8%を超えていたら 限りなく糖尿病ということになりますので 何らかの対処が必要になると思います。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

うわ~!よく勉強されましたね~!
糖尿病内科に勤めているのに、ここまでは知りませんでしたcoldsweats01

投稿: 狛江のみきちゃん | 2012年4月21日 (土) 06時01分

本職の? みきちゃんに言われると うれしいですね~

奇跡の完治を 目指しまーす!

投稿: すじえもん | 2012年5月 1日 (火) 13時08分

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