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樹状細胞療法・初日

ものすごいタイミングですが この樹状細胞療法の生みの親「ラルフ・スタインマン教授」が 「ノーベル医学生理学賞」をとりました。

しかも 受賞の直前に 本人が亡くなってしまい このことでも話題となりました。

スタインマン博士は 4年前に膵臓(すいぞう)がんを患い 今回 受賞理由となった「樹状細胞」を使った免疫療法により延命していました。

以前の記事でも書きましたが 樹状細胞と樹状細胞療法のかんたんな説明を・・・

●樹状細胞

樹状細胞とは 人間の体内にもともと存在している枝のような 突起(樹状突起)を持つ細胞です。

ラルフ・スタインマン教授が発見するまで どのような役割を持った細胞なのか分かっていませんでしたが 樹状細胞は「がんに対する免疫の要(かなめ)」として 非常に重要な働きを担っている免疫細胞であることが分かってきました。

からだの中にいるがん細胞を見つけ出し がん細胞の目印(抗原)を正確に認識し 認識した情報を 周りにいるリンパ球を中心とした免疫細胞に知らせ がん細胞を攻撃するよう命令を出す というものです。

●樹状細胞療法

樹状細胞の元となる細胞(単球)を体外にとりだし 樹状細胞へ育て この樹状細胞に「がんの目印」をあらかじめ認識させておいて これをワクチンとして再び体内に戻すという治療法です。

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土曜日は 樹状細胞ワクチン療法の初日でした。

まずは アフェレーシスでとりだした血液の事について説明が。

「最大12回分の 血液の細胞を取り出せるのですが 今回 取りだせたのは6回分でした。」

「はい。」

「今回は初めての治療となりますので ツベルクリン反応のような 反応の皮内注射も同時に行いますので 治療後48時間の経過を 記録して こちらに送ってください。 この結果によって今後の治療法が変わるかもしれませんので。」

「わかりました。」

「樹状細胞のワクチンは そけい部から入れていきます。 リンパ節を郭清されたのは左でしたよね?」

「はい。そうです。」

「では右のそけい部で行います。」

「はい。」

「それと 次回のリンパ球法のための採血と 自己リンパ球法の点滴も行いますので ちょっと大変ですけれど 今日は痛いことが3回ありますので がんばってくださいね!」

「は~い。」

診察が終わり 豪華な診察室から 豪華な病室へ移動・・・

素敵なベッドに横になり 治療が始まりました。

約2時間くらいで 終了。

治療後は 熱が出たり だるくなったりはあるでしょうとのこと。

あまり続くようならすぐに連絡をするようにと・・・

やはり 多少の熱が出て だるくなりました。

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