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尾崎豊

尾崎豊については、決して語るまいと、思っておりました・・・

尾崎豊の歌まねをする連中を、ちょいちょいテレビで目にすることがあり、ずっと黙っておりましたが、一言、言わせていただこうかと…(ホントに一言!?)

誰も知らないと思いますが!? 私は、尾崎豊ファンです。

おそらく、私と同年代の男性は、尾崎豊をよく知っている人が多いに違いありません。

しかし、世間の人たちの多くは、彼が亡くなったあとに、彼の存在を知ったのではないでしょうか・・・

尾崎豊という人を、「私レベル」で理解していたとしても、人前で「尾崎豊」を歌うということは、到底考えられるものではなく、できるものではありません。

もし歌うのであれば、尾崎豊を知る全ての人に、認められないと、歌う資格などないのです。

尾崎豊を知らずに、尾崎豊を歌うことは、彼に対して失礼なことであり、侮辱していると言っても過言ではありません。

軽々しく、尾崎豊の曲を選んで、それらしく歌って、似てるだ似てないだと言っているようですが、尾崎豊を知りもしない連中が歌い、尾崎豊を知りもしない連中が審査したりすることが、腹立たしくてなりません。

生前、一度だけ、尾崎豊のライブに行ったことがあります。

おそろしく熱いライブでした。

そして、予定通り!? ライブのほとんどはトークでした。

愛と自由と平和と孤独… 

これらのことを語り始めると、止まらなくなってしまう尾崎豊。

気持ちが高ぶってしまうと、ファンのことを「お前ら」と呼ぶ。

「お前らと共に生きていきたい…」

気持ちが落ち着くと、「みんな」と呼ぶ。

「オレはみんなを愛している・・・」

尾崎の歌は、世の中に対する不満が多い。

そんなに貧しい家庭に育っていないはずの彼が、どうしてここまで学校や社会に不満を持つのか。

疑問に思うこと、納得のいかないことには熱く、でもすぐに傷ついてしまう。

とっても繊細な心を持っていたに違いないと、当時の私でも感じるほどでした。

尾崎豊のことをよく知らない人たちが、尾崎の歌まねをしています。

ハッキリ言って、全然違うんですよ。

声が似ているとか、そういうことではないのです。

尾崎豊は、毎回、全く違う声で、全く違う歌い方をします。

尾崎豊のまねをする人たちは、CDの声や歌い方をまねているようで、CDしか聞いたことがない人にとっては、似ていると感じるのかもしれません。

しかし、わたしからすると、全然、尾崎ではないのです。

尾崎豊が、CDっぽく歌っているところを、見たことも聞いたこともないから。

尾崎は、魂で歌うんです。

尾崎の歌は、思いを込めた語り口調か、絶叫に近い魂の叫びです。

全く声が出なくなっても、歌い続けるのです。

ステージでは、崩れ落ち、床に這いつくばって、叫んでいたり、興奮するとセットに上り、飛び降りて大けがをしたり。

きちんと立って歌っていることなど、ほとんどないのです。

尾崎豊ファンの私が言うのもおかしいですが、たぶん尾崎豊は「一般受け」しないと思います。

それでいいのです。

わかる人にだけ、わかればいいのです。

尾崎豊の曲は、ノリがよく、テンポよく、どちらかというと、激しいものが多いです。

歌詞も言いたいことが多すぎるため、ものすごく字余りです。

ライブは、激しい曲、激しいパフォーマンス、熱唱、そして、熱い語り…

よほどの物好きじゃないと、これは理解できないだろう…という感じです。

彼の死後、数少ないスローなバラードが、ドラマの主題歌などで使われるようになり、「尾崎豊と言えば、バラード」みたいに思っている人も多いのではないかと…

とにかく、尾崎豊は、熱いんです。

上手に歌う・・・なんてタイプじゃないんです。

1つの曲に全エネルギーを使い果たすような歌い方なんです。

エネルギーの塊なんです。

テレビの歌まねの連中は、まるで違うんです。

全身全霊で、自分の気持ちを歌にぶつける姿に、私は感銘を受けています。

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先日、尾崎豊の息子が、「I LOVE YOU」をCMで歌っているのを聞きました。

こんな事ってあるのでしょうか?

ものまねじゃないんです。

おそろしいほどに、尾崎豊なんです。

鳥肌立つと同時に、感動しすぎて、涙が出ました。

CMの歌は、録音して多少加工しているので、CDの尾崎豊っぽいですが、加工していないものは、まさに尾崎豊です。

父親の姿すら記憶にないはずなのに。

とにかく、息子の歌には魂を感じました。

わたしが歌う尾崎豊と、息子の歌はいい勝負だな・・・(えっ…!?)

いや、ちょっと負けたかも・・・(その自信はいったい…!?)

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コメント

こんなに尾崎のことを熱く語る人の話を聞いたのは初めてだったので思わずコメントしてしまいました(笑)。
過去私の周囲にも尾崎狂(?)の人が何人かいました。
当時(今もですが)表面的にしか彼のことを知らない私は、何が彼らをそこまで魅了するのか理解できなかったのですが、あらい先生の今日のブログでちょっとわかった気がします・・・。
なるほど、先生の「アツさ」のルーツはここにあるんですね、と妙に納得!
いつか「尾崎」、聴いてみたいです!

投稿: 月島マダム | 2010年10月31日 (日) 23時54分

おっと
こんなところにコメントが!

この記事、思うがままに書いたのですが
読み直すとよく意味がわからないですね!?

でも息子が出てきて
モノマネされることで
尾崎がいつまでも
忘れられることがないのかもしれませんね~

マダムさんは尾崎を聞いてみたい!と
おっしゃっておられますよね?
カラオケBOXでお聞かせしましょうか!?

投稿: すじ | 2010年11月 1日 (月) 22時04分

私の姉は尾崎ファンでした。
部屋も尾崎、本棚も尾崎の本、そして毎日、一日中、尾崎のCDをかけていました。
うんざりしながらも私は「ダンスホール」を聴いて、「おっと!なんてイイ曲なんだ?」なんて思うくらいでした。あまり真剣には曲を聴いていませんでしたが、なんとなく、スピーカーから、尾崎の体臭、汗の匂い、体温、変な話だけど、口臭まで香ってくるような不思議さは感じました。
尾崎が天国に旅立った日、こっそり「FREEZE MOON」を繰り返し繰り返し何度も聴きました。そして、
次の日学校へ行ったら、友人から「尾崎が死んだ」と聞いてビックリしました。家に帰って、新聞を見て、「本当に死んだんだ・・・」と、力が抜けました。姉の本棚から尾崎の写真集を取り出し、初めて見てみました。そこにはなぜか、霊柩車の前で気をつけのポーズではにかみ笑いの尾崎の写真があって、刹那的な、なんともいえない寂しさがこみ上げたものです。
あの人は、カリスマでもあり教祖でもあり、神でもあった。
でも、なんとも言えない人間臭さがあった。
だからファンは、尾崎が死んだ時、自分のように悲しみ、泣いたんだと思います。
マスコミも、「なんだか良くは知らないが、尾崎豊というミュージシャンが死んだらしい」
そんな雰囲気でした。
尾崎が亡くなった病院に泣きながら押し掛けるファンの姿を今でも思い出します。
あのシーンでマスコミは「尾崎豊は何者なんだ?」と、動揺したはずです。
あのファンの力がなければ、老若男女、みんなが知る尾崎豊にはならなかったでしょう。
尾崎豊は常にファンを励まし、ファンは危うい尾崎を支える。死後も支え続ける。
尾崎とファンの間には、切っても切れない強い繋がりがあります。
私は、最近ほんの気まぐれで、尾崎が聴きたくなり、YOUTUBEで聴いてみました。
ほんの軽い気持ちでした。PCのスピーカーから、ブワッと、尾崎の体臭、汗の匂い、ぬくもりが流れ出てきたんです。生前よりも、もっと強烈になって。
よく有名人が死ぬと、「心の中で生き続ける」なんて言いますが。
「尾崎はまだ生きてやがった!」と思いました。尾崎の肉体はなくても、生命は生き続ける。
尾崎には目には見えない「力」がある。
なんだか、危ない人の文章になってしまいましたね。(私、ドラッグはやってません・笑)
もっと語りたいけど、長くなりそうなので、これで終わりにします^^。

投稿: ロザーナ | 2010年12月 2日 (木) 01時51分

うれしいですね~

おっしゃるとおりですね。

FREEZE MOONを繰り返し聞くというのは、相当なエネルギーが必要!?かも・・・

投稿: すじえもん | 2010年12月 2日 (木) 15時15分

おすすめ~!
「禁猟区」、「KISS」、「・ISM」、「街路樹」、「ダンスホール」・・・まだまだあるよん♪
「シェリー」を聴いたら泣いてしまう(ノ_-。)

涙・涙・涙で作った、アルバム「BIRTH」をぜひ聴いてほしい~!
あの頃は、尾崎は大変でした。

投稿: ロザーナ(・・・になりきってみる) | 2010年12月 2日 (木) 23時18分

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