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2010年8月

圧迫ストッキング

左足のリンパ節を、全部とってしまった関係で、私は、一生、左足を圧迫し続けないといけなくなりました。

ひざから下は、圧迫ストッキングをはいていて、ひざから上は、包帯で圧迫しています。

この圧迫ストッキングは、入院中にいただいた2足を、毎日はきかえています。

もうかれこれ3ヶ月になるので、相当、はきつぶしている感じですが、それでも、圧迫感は衰えません。

なかなかの優れものです。

そろそろ新しいものを購入しようと思い、病院の介護用品ショップで聞いてみると・・・

「あのう、圧迫ストッキングがほしいのですが・・・」

「形はどんなものがいいですか?」

「か、かたち?」

「ええ。足だけでもいろいろな丈のものがあって、どれをご希望ですか?」

「今はいているのはひざから下のタイプなのですが・・・」

「ひざは隠れるタイプですか?ひざがでるタイプですか?」

「ええ? どっちがいいんだろう・・・?」

「圧はどのくらいですか?」

「圧って、いろいろあるのですか?」

「ええ、たくさんありますよ」

「じゃ、じゃあ、よく調べてからもう一度来ます。ちなみに値段は1足いくらくらいですか?」

「そうですね~。安いものでしたら、3000円くらいからありますよ。高いものだと10000円くらいになります」

「え~、1万円もするの??」

「そうですね~」

あ~恐ろしい・・・ ストッキングですよ。 ぺらぺらの。 靴下みたいなものですよ。 1足1万円の靴下なんて、エルメスとかティファニーなんかが作っているのか?

まあいいや。 そのうち、適正サイズを調べて、安いところを見つけてみるか・・・

と思っていた矢先、いい情報が・・・

どうやら、この圧迫ストッキングに、ある条件をクリアすれば、保険が適用できるらしく、そのパンフレットをいただくことに。

そのパンフレットを見てびっくり!

ある条件とは、「ガンにより、所属リンパ節を郭清した人」という、まさにドンピシャの条件ではありませんか!!

早速、超美人先生に相談を・・・

すると、後日、超美人先生が、ある病院を紹介してくれました。

「この病院は、圧迫ストッキングを専門的に診断してくれる先生がいます。まずはそこで、どのような形がいいのか、どのような圧がいいのか、聞いてみて、それから購入してはいかがでしょう?」

「そんな病院があるのですか…」

「世田谷の南烏山の病院です。紹介状を書きますので、それを持っていってみてください!」

「は~い」

烏山かぁ。近いからすぐに行けそうだ。

烏山の病院といえば・・・有名なネコ病院があったなぁ・・・

近いうちに、行ってみようと思います。

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CPK

退院後、初の腫瘍外来に行きました。

腫瘍外来前に、血液検査があり、その結果を見て診察になります。

約1時間後、検査結果が出て診察室へ。

まずは超美人先生に遠泳の報告を…と思っていたところ、先生のほうから…

「あらいさん、遠泳に出たでしょう?」

「あ、何で分かったんですか?」

「わかりますよ。」

「泳ぎましたよ~って、顔してます?」

「これを見てください」

超美人先生が取りだしたのは、血液検査の結果。なんかちょっと怖い顔をしている…

「まず、肝臓の数値ですが、まだ正常値ではありませんが、退院時よりも数値が下がっていますので、いい傾向にあります」

「あ~。よかった。」

「それから白血球、赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、MCHC、血小板の数値が、正常値より下がっています。抗がん剤の影響だと思われますが、下がり出すのが遅いです。この数値のまま、次の化学療法はできません。」

「あらら。やっぱり下がったんだ…」

「白血球が下がると免疫力が低下しますがら、風邪をひきやすくなったり、普段かからない病気にかかりやすくなりますから、十分注意が必要です。」

「はあ。」

「それだけではありません。今日の血液検査は、再検査という通知がきてるのです。」

「え~? どうしてですか?」

「CPKという項目で異常な数値がでているのです。」

「CPKは40~200が正常な数値です。あらいさんの場合、この4カ月は50~59という数値が続いています。」

「こ、今回は、どのくらいに…?」

「1289です。」

「せ、千二百?? それはまた、すごい数値ですね…」

「はい。こんな数値、見たことがありません。この数値が上がると、心臓疾患の疑いがあります。」

「し、心臓??」

「あとは、過度の運動をした場合です。」

「か、かどのうんどう…」

「過度の運動と言っても、こんなに上がる人は、まず見たことがありません。今のあらいさんの身体にとって、過度すぎる運動をされたのではないかと思われます。」

「過度すぎる…」

「ようするに、遠泳に出たということですよ。」

「あ~ なるほど… それで遠泳に出たと…」

「そうです。無茶しすぎです。もっと身体を大事にしてください。」

「す、すみません…  せんせい、髪型変えましたね?」

「変えましたけど。」

「その方がいいですね~。」

「そうですか。」

やはり、ちょっと無茶しすぎたようで…

翌々日の50×6本で息が上がってしまったのも、その数値のせいなのかもしれません。

無理しないようにしないと!

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遠泳・2日後

やはり、相当無理があったようです…

昨日の朝に、今までに見たことがない、こぶ状の腫れができました。

ものすごく熱を持っていて、アイスノンで冷やしました。

膝から上のむくみも、いつもよりひどいです。

退院直後は、スタスタと歩けていたのですが、またおかしな歩き方になってしまいました。

昨日は、午後にスクールがありました。

プールいると、足のことは忘れてしまいます。

大勢来ていただいたので、テンションも上がります!

昨日は少しだけ泳いでみました。

クロールは右足のみの1キックでいける。

バタフライはしっかりキックできないが、それなりに泳げる。

背泳ぎは、以前ほど足が動かないので、とっても泳ぎにくい。

平泳ぎは、引きつけることができないが、強引に泳いでみたら、全く進まなくはない。

2日前に4kmも泳げたはずなのに、50m×10本のところ6本目で息が切れ、断念…

たぶん遠泳は、気持ちだけで泳げてしまったんだな…

気持ちって、すごいもんだな…

遠泳のスタートの写真がありました 017555_2

最後尾からスタートする私と、最後尾スタートを一緒にしてくれた、HIDEさんとYASUも!

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三浦遠泳・おまけ

おはようございます

三浦から一夜明け、身体が大変ことになっています…

まずは、全身の筋肉痛。

これは当たり前。

まったく動いてなかったのだから、たぶん明日はもっとくるのではないかと…

そして、左足のリンパ。

膝から下は、レース後、すぐに、圧迫のストッキングをはいたのですが、ところどころに、静脈瘤のような、コブのような塊がポコポコできています。

これができると飲まないといけないお薬があるので、早速飲まなきゃ。

そして、膝から上のモモの部分が、やはり、腫れています。

とりあえずレース後は、すぐにアイスノンで冷やしていたので、ひどい腫れにはならなかったです…

おまけのいい報告が。

レース後、海の家にいた時047

「そろそろ記録が出たころなので、記録を見てくる」と…。

しばらくして、電話がかかってきて…

「6位に入賞してますよ! これから表彰式で、間に合うから来ませんか?」

「え~っ!? 入賞したの? それはビックリ! でも動くのつらいし、炎天下はきついから、誰か代わりに表彰されちゃってください…」

そうなんです。 なんと6位に入賞したんです。

表彰は1~6位まで。 まさか入賞できるとは… 「はじめの1kmを慎重に作戦」は意外といいのかも!?

表彰式が終わり、みんなが戻ってきた。

海の家で、座ったままで、メダルを首に。

賞状とメダルと記念Tシャツをいただきました。

一緒に泳いだみなさん、お疲れさまでした。

応援していただいたみなさま、ありがとうございました。

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三浦遠泳・報告

午前8:30 三浦海岸到着!

外は暑そうなので、車の中で着替えて準備を…

受付に行く。

ゼッケン番号は、813番

813番って、800人以上いるってこと?

今や、遠泳、オープンウォーターは、とって も盛んになってきて、全国あちこちで開催されていますが、私の知る限り、この「三浦遠泳」が最も参加人数の多い大会だと思います。

例年、800人くらいの参加人数なのですが、プログラムを見ると、なんと今年は、1000人を超えている…

私の年代の40歳代だけでも200人以上が参加していました。

割り当てられた「海の家」に到着。011_2

すでにかなり息が切れている。

「ちょっと歩いただけなのに、こんなに息切れしてしまうとは… 動いてないというのは恐ろしい…」

もうすでに皆さん準備万端!

30代以下のスタートまで、あと10分…

できるだけ泳いでいる時以外は、海の家の外に出ないようにしようと思い、「がんばってきてね~」 と、海の家で見送りを。

さて自分の準備を… 

とりあえず、座りたいのだが、腰掛けて、左足を下ろさないように座る方法がなく、どうしよう…

荷物を入れるかごをいくつか重ねて裏返し、そこに座ることに。

スタート10分前。

そろそろスタート地点に移動しよう! と、海の家を出発することに。

できるだけ、日にあたらないように、上は長袖のシャツ、そして日傘を… 01555 この姿、とても、選手には見えない!?

スタート地点からかなり離れたところだったので、なかなか着かない。

歩き方がまだビッコを引いている感じなので、なおさら歩行スピードが遅い。

ようやくスタート地点に近づいた、その時、なんと「バン!」とスタートの合図が…

「早く、早く、もうスタートしちゃいましたよ!」
「いまのスタートの合図?」
「そうですよ! 早くシャツ脱いで!」

この大会ではいつも、先頭の先頭に場所をとり、スタートの合図で、誰よりも先に海に入ることが、私のスタイルだったのですが、まさかの最後尾スタートに…

「今日は、がんばらないし、4回リタイアを決める場所があるから、とにかく慎重にいきます!」

「遠泳中に心不全で亡くなる人も少なくないので、絶対にそうならないようにします。」

「とにかく、ちょっとでもまずいと思ったら、勇気ある撤退をします。」

「では、行ってきま~す!」

仲間の3人も、お付き合いいただき、一緒に最後尾からスタートを!

約400人が一斉に海に入り泳ぎだす。

その光景を後ろから見ながら、スタートするなんて、初めてのこと。

「とにかく3ヶ月ぶり。心地よく泳ごう!」

まずは、約50m沖まで行く。

そこに緑色のブイがあり、そこを右に曲がる。

もうすごい人の数で、どっちに行っても人とぶつかり重なってしまう。

しばらくは仕方ないな…

約100mごとにオレンジ色のブイがあり、折り返しのブイはピンク色をしている。

最初の折り返しまでは500m。

いつもだと、この時点で相当きつい状態なのですが、今日は、落ち着いて、無理せず泳いでいるので、さほどきつくない。

「う~ん、やっぱり水の中は気持ちいいなあ…」

泳げていることが幸せに感じる…

すでに十数人に、なぐられ、けられ…

いつもだと、くそ~!けりやがって! と腹が立つところですが、今日は、いたっておだやかに。

みんな一生懸命だから、仕方ないよなぁ…

ようやく最初の折り返しブイに到着。

のこりは3500m。 まだまだ先は長い… でも幸せ。

息苦しさは、それほどないが、肩を動かしてないので、すでに疲労がきた… でも幸せ。

とにかく落ち着いて、慎重に…

1km通過… 残り3000m。

この1km地点を通過するころ、ちょうどいいアップになっていたのか、急に身体が軽くなる。

肩もよく回るように。

なんか、もうちょっと上げてもいけそうだなぁ… なんか幸せ。

そこで、ここから徐々にスピードを上げることに。

途中、波が大きくなるところが… 泳ぎにくいけど幸せ。

2km通過。 残りは2km。

思ったよりきつくない。 

とりあえず半分は泳げたから、ここでやめても満足だが、なんか、ますます身体が動くので、もうちょっと上げてみることに…

3km通過。 残りは1km。

よ~し、3km泳げたぞ! ラスト1kmもいっちゃおう!

大丈夫かなぁ? 昨日の今ごろは、まだ病院のベッドにいたんだよなぁ。 でも幸せ。

3.5km地点、最後の折り返しブイを通過。

ちょっと疲れてきたけど、ここまで来たらゴールまで行こう!

大丈夫だよな?。 ぼくは、まだ生きているよな?

生きているという幸せすら感じてくる。

「あれ? いまの茂夫さん?」

ほんの一瞬でしたが、真横にいたような気が…

そしてついに、最後のゴールに向かう緑のブイが!

海岸に「ゴール」の旗が見える

岸に上がる。

いつもなら、ここでゴールのゲートに向けて、走るところですが、走れないので、歩く…

あれれ? 水から上がると、一気に重力が足にかかり、フラフラして、ちどり足に… 

フラフラしているのに加え、ビッコを引いているので、ヘンテコな歩きかたに…

そしてゴール!!

やった~!! 泳ぎ切ったぞ!

これまで、遠泳には何度も出ていますが、こんなに感動したゴールは、はじめて!

このブログを見ているという人に、何人も遭遇し、

「ホントに出ちゃったんですね」
「昨日、退院したんでしょ?」
「3ヶ月のブランクで、いきなり海って…」

でも、みなさん、応援してます! と言ってくださり、ホントに、ありがたいです。 

できるだけ日に当たらないようにしたいので、すぐに海の家に…

水着を脱ぎ、座る。

どっと、疲れが出てきた。 しばらくして、みんなが戻って来た!

「4km泳いじゃったんですか?」
「だいじょうぶ?」
「すごい汗だけど…」
「息が切れてますよ」

やはり、動いてなかった身体にはきつかったようで、立ち上がれない…

でも泳げたよ~。 

もうそれだけで大満足! 

そんなわけで、やはり思いきって、4kmの遠泳に出てよかったです。

応援していただいた皆様、ありがとうございました。

大反対していた皆さま、すみません。やってしまいました。

でもこんなに幸せならいいですよね!?

超美人先生にも報告しないと!?

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三浦の朝

朝起きて、即体温を…

36.7度

まあこんなもんでしょうか。

昨日の階段の上り下りで、家の中のことですが、すでにふくらはぎともも(大腿四頭筋)がつっているというか筋肉痛になっています。

寝床が変わったからか、首も、張った感じがあります。

病院のベッドのマットというのでしょうか、下のクッションがものすごくいいのです。硬すぎず柔らかすぎず、なんとも心地いいです。

でもだるいとか、そういったことはないので、とりあえず行ってみます。

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決断!

本日、退院しました!!

身支度をして、ナースステーションに挨拶をして、エレベーターで降りて、恐怖の会計へ・・・

無事会計も終わり、久しぶりに、外の世界へ・・・

猛暑猛暑と、連日テレビでは見ていましたが、そんなに暑いことはないだろう・・・

ところが外に出てびっくり!

この入院中、汗をかくことがほとんどなかったので、外に出ただけで、汗がびっしょり・・・

ほとんど、寝たきりだったので、久しぶりに立った姿勢が長く続くと、頭がフラフラする。

家に到着。

入院の荷物を整理。

郵便物などたくさんある。

とにかく、ちょっと動くだけで、汗が止まらない…

2階に行くために階段を上る。

2往復すると、もう足がつってきた…

たいした動きはしてなかったのですが、妙に息が切れる…

そういえば、全く足を使ってなかったからなぁ…

ようやく片付いてきて、もう夕食。

明日はどうしよう…

病室にいるときは、出る気満々だったのですが、この程度動きで、息が切れているようでは、泳ぐっていうのは、どうなんだろう?

外は暑いけど、海の中は冷たくて気持ちいいかも。

退院前に、先生から、万が一の時に対処するための、お薬をたくさん処方してくれた。

まあ、とりあえず行ってみるか。

行ってみて、無理そうだったら、やめればいいし…

ようし!やるぞ~!! なんて思うと、無理をしてしまいそうなので、海の中を、お散歩するつもりで、行ってみるかな。

30代以下は、午前10:00スタート

40代以上は、午前10:20スタート

う~ん、日は高そうな時間だなぁ…

うんと日焼け止めをするか…

このようなわけで、明日の三浦遠泳には、参加するという方向で行こうかと…

とにかく暑そうなので、終わったらすぐに帰るということで。

とにかく、ほぼ寝たきりの3ヶ月でしたから、自分が予想している以上に体力が低下していることを、きちんと自覚し、無理のないように行ってきます。

完泳できなくてもいいんです。

泳ぎたいというか、水の中にいたいだけなんです。

今回の入院中も、ずっと、「三浦遠泳」のハガキを見ていて、これに出ることを考えるだけで、気持ちが前向きになれたので。

では行ってきま~す!

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ひとりごとの回答

結局、看護師さんから先生に話が伝わり、先生方のご意見がいただけました。

担当のチームの先生からは…

「う~ん… 遠泳って…」

別の先生は…

「う~ん。あさってでしょ? …主治医の○○先生に聞いてみて!」

そして、午後8:00

主治医の超美人先生が登場!

「あらいさん、遅くなりました。」

「お待ちしておりました!!」

「ほかの先生から、お聞きになったかと思いますが、肝臓の数値も下がってきているので、明日、退院ということで…」

「はい。わかりました!」

「それから、看護師さんから、遠泳大会に出たいというお話を伺ったのですけど…」

「聞いちゃいましたか…」

「それは、いつですか?」

「8月の 22日だったかな…」

「22日ということは、あさってですか?」

「そ、そうですね… 計算上は、そういうことになりますかね…」

「遠泳というくらいですから、かなりの長時間 動くということですよね?」

「そ、そうですね…」

「海ということは、炎天下ということですよね?」

「そ、そうですね… 屋根は、たぶんないと思います…」

「今朝の肝臓の数値をご覧になりましたか?」

「は、はい… ご、ごらんになりました…」

「まだ正常の数値ではありませんよね?」

「ま、まあ、ほぼ正常って感じみたいですが…」

「白血球は、ギリギリ正常値ですが、今後下がっていく可能性もあるのをご存知ですよね?」

「は、はい… じゅうじゅう承知しております…」

「いま長時間動くことで、リンパがむくむことは、確実に起こると思いますが、この前みたいに、感染して足全体が熱を持って腫れあがることも、考えられますよね?」

「か、考えられそうですね…」

「仮に、途中でやめる、ということはできるのですか?」

「はい!! それはもう! そんなの、やめ放題って感じですよ! もう、やめまくりですよ!」

「沖合で、どうやってやめるのですか?」

「こ、この大会は、海岸から沖合に、50mくらいのところを、岸に沿って泳ぐので、どこでもやめようと思えば、すぐに岸に戻れるのですよ!」

「そうですか。わかりました。」

「わ、分かっていただけたんですか?」

「では結論です。医者という立場からは、出ていいですよ、という太鼓判は押せません。」

「や、やっぱり…」

「このような状態と、ご本人が理解したうえで、出るかどうかの判断は、ご自分の責任で決めてください。」

「じゃ、じゃあ、出てもいいってこと?…」

「水に入るということに関しては、皮膚は完全にふさがっているので、大丈夫だと思います。私には遠泳という競技が、どのくらい大変ものなのか分からないので、しばらく運動をしていない人が、できるようなものなのかもわかりません。その点は、あらいさんのほうがご専門ですから… 先ほども言った通り、ご自分の状態を十分考えた上で、決めてください。」

「わ、わかりました… 」

そのようなわけで、お医者様から「OK!!」をいただきました!!

えっ!? いただいてない? 

ご自分と十分相談してみます…

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ひとりごと

たいしたことではないので

さらっと 聞き流してください

さらっと…

ガンについての知識が、この数カ月で、とってもついてしまった私でございます。

こういうことは、当事者にならないと、深く知ろうとはしないです…たぶん

現代の医学では、ガンいう病気のとらえ方が、昔と変わってきていてます。

どの部位のガンでも、循環器も呼吸器も人間の身体は、それぞれが関連し合っているので、その部位の問題としてとらえるのではなく、身体全体として、その人間全体としてとらえる、という考え方になってきているようです。

例えば胃ガンの人の場合、胃を良くしようと胃の治療ばかりするのではなく、その人自体の生活習慣から、生活環境などを改善していくことが、大事なのだということです。

特に「気持ち」は、とっても重要な要素で、気持ちが前向きか、そうでないかだけで、その後の経過に、雲泥の差が出てくるようです。

毎日毎日、笑っているだけでガンが消えた人もいるようです。

病院内で、ガン患者の集いみたいなものがあって、そんなところに顔を出してみたりもしました。

自分が好きなこと、楽しいと思えることを、積極的に行うことは、非常にいい結果になることが多いという、お話を聞かせていただきました

え~ ここからが本題でございます。

何が言いたいのかというと、私はこのままいくと、明日退院となりそうです。

明後日に、三浦海岸で4kmの遠泳大会があります。

約3ヶ月以上、泳いでいません。

泳いでないどころか、ほぼ寝たきり状態で、退院後も車イスが主だったため、運動もゼロです。

でも ゆっくりのんびり泳いでみちゃうっていうのは、どうなんだろうなあ? なんて思ったりして…

途中できつかったら、やめればいいし…

私にとって、泳ぐことは、何よりも、前向きな気持ちになれる手段なんです。

肝臓も数値も正常値に近くなってきたし、白血球の数値も、超ギリギリ正常値を保っているし…

考えてみれば、運動をしていない3ヶ月のうち、入院してる期間がほとんどなんですよね。

ダメだと思うんです。

ダメどころか、明日に退院できないかもしれないので、そうなると不可能な話になります。

聞くだけ聞いてみるのは、問題ないですよね? 聞くだけですから…

今日は、4人の先生の診察があるので、ちょっとなんとなく聞いてみようかと…

先生に聞く前に、検温に来た看護婦さんに、ちらっと聞いてみました
「あのね、たぶん明日退院ってことになりそうなんですよ」
「よかったですね~ 抗がん剤、つらかったからね…」
「それでね。退院した翌日に、海で4km泳ぐレースがあって、それに出ていいですか?って先生に聞いてみようかなぁ~なんて…」
「あら~。あらいさん、かわいそうに。抗がん剤で頭がおかしくなっちゃったのかしら?」
「い、いや。そ、そうですよね。おかしいですよね。ボクどうかしてたかなぁ…」
「まあ、先生に聞いてみたら? いいと言うはずがないと思いますけど…」
「そ、そうしてみます…」

あくまで「ひとりごと」ですので…

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入院11日目

今日は治療のない一日でした。

明日の採血の結果しだいで、退院が決まります!

今日は、かなり回復してきたし、お見舞いどうぞ! というつもりだったのですが…

またまた熱が上がってしまい、お見舞いはなし ということに…

肝臓の数値は少しずつ下がってきました。

肝臓と言うと、お酒のイメージ?。

お酒を飲みすぎると上がるのは「γ-GPT」です。
γ-GPTも高いのですが、ビックリするほど高いわけではないのです。

異常なのは、GOTとGPT 

7日目の採血では、さらに上がっていました。

AST(GOT) 
(正常値 11~32)
 入院時 20
 5日後 153

ALT(GPT) 
(正常値 7~37)
 入院時 26
 5日後 216

LD(LDH) 
(正常値 115~230)
 入院時 157
 5日後 324

γ-GTP 
(正常値 5~72)
 入院時 67
 5日後 123

この絵は、なんでしょう?

これは、化学療法中に、熱が下がらなくて、氷まくら2つを頭の上下ではさんでいるところを、撮られ、それを、油絵001256 風に加工したものです。

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トマト

590
この10日間で、大変お世話になったものがあります。

それはトマト!

不思議なことに、これまでそれほどトマトが大好きだったわけではないのですが、トマトがおいしくて仕方ないのです。

唯一、元気のよかった日(5日目?)に、お見舞いOK!の時間を作りました。

結局のところ、2時間で終わってしまったお見舞い時間だったのですが、その時間に来ていただいた方が、その時トマトしか口に入らないという、このブログのくだりを見て、トマトを持ってきてくれました。

ベッドのまわりは、「トマト農園」のようでした…

昨日、友人より緊迫したメールが…

「つらい時に、力になってやれなくて…ごめん。 手をつくしたんだけど、退院までに間に合わないかもしれない…」
「なにが?」
「アメリカンチェリー・・・」

入院直後、母が「ほしいものは?」と聞くので

「そうだなあ 6月の入院の時にアメリカンチェリーがおいしいと感じたからアメリカンチェリーでもいいし…」

みたいなことを言ったようなのですが、よく覚えていません。

そんなことは全く忘れていたのですが、今の時期、アメリカンチェリーはないそうで、妹が働く「玉川高島屋」の千疋屋にもないとか… 

学生時代の友人も、私がアメリカンチェリー好きだと思ったらしく、話は広がり、たかが「アメリカンチェリー」をカナダから取り寄せるということになったらしい…。

カナダの知人を通じて、航空便で…

日本とカナダにまたがる外交問題にまで発展してしまいました。

お花も届けていただいたり、送っていただいたり…

今どき手書き!? のお手紙を送っていただいたり…

小学校時代の水泳仲間、そして先輩の、守谷さん。

津軽海峡の横断泳にチャレンジするため、青森から何度もメールをいただきました。

「トシロー
 オレも頑張るから がんばれよ~
 オレもあきらめないから
 トシローもあきらめるなよ!」

うれしかったです。

わたしのことをトシローと呼ぶ人は、スイミングの人しかいないので、いまトシローと呼ばれることはまずないです。

わたしは、敏郎とかいて「トシオ」と読むのですが、小学校の時に通っていたこのスイミングでは、なぜか皆「トシロー」と呼びます。

スシローみたいに、トシロートシローと…

ある時「あのう、ボクの名前は、最後が、“う”じゃなくて“お”なんです」と言ったところ、コーチが…

「そうだったのか、おまえは、トシロオなのか! そうかそうか」

それ以降、トシロオ、トシロオと…

幼なじみの「ノンノン」や、中学の同級生「タダヒラ」からも…

「チュー がんばれ
 おまえなら大丈夫
 全然 心配してないから」

うれしかったです。

小・中学校では「チュー」と呼ばれていました。単純に「荒井注」からだと思います。

色々な人に支えられ、日々感謝です。

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化学療法・10日目

ついに千秋楽です007000

インターフェロンも10日間で80回注射したことになります…

もう、痛いことが分かっているので、なんて言うんでしょう、力が入らないんです。

始めた当初は、痛いのを我慢するために力が入っていたのですが、最後の方は、どうせ痛いから早く終わらせてください…
という感じで、力は入りませんでした。

そして、ついに最後のひと針が!!

「痛~~~っ!」

最後の最後に、とどめを刺されました…

今朝も採血を。

少しずつ、良くなってきているものの、やはり肝臓の値が高い。なので、もう少しの間、入院ということになりそうです。

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化学療法・9日目

化学療法9日目が終了しました。

残すは、あと一日です。

今回、はじめましての「抗がん剤&インターフェロン」には、ずいぶん痛い目にあいました。

5日目の採血で、肝臓の数値が異常なほど上がってしまったのですが、なんと、昨日の採血で、肝臓の数値が、さらに上がってしまいました…

肝臓が悪くなるとどうなるのか?

全く想像できなかったのですが、私の症状としては、とにかくだるいです。

わりと行動的な私が、全く動きたくなくなりました。

何かしよう という気力が、わかないのです。

誰かと話す気力も、わかないのです。

完全にうつです。 タイガーうっつです。

この無気力状態に加え、キーボードを打とうにも、何かを書こうにも、手がうまく動かないです。

アル中みたい…!?  こわいですよ…ホント

「アル中」で「うっつ」で「すじえもん」ですよ。

こんな人と面会してみようという、もの好きな人、いるかしら!? 

本日、また採血があります。

そろそろ、白血球の数値が下がってくるころだそうです。

白血球が下がると、免疫力がなくなり、風邪をひきやすいそうです。

003

毎日毎日、ショッキングなことの連続ですが、私のガンは悪性度が高く、転移が早いのが特徴なのだそうです。

しかも、遠隔転移といって、原発(私の場合は左足の付け根)から、遠く離れたところに飛んで転移することが多いそうです。

半年以内に遠隔転移が見つかった場合は、現代の医学では手の施しようがないのだそうです。

昨日、「脳に遠隔転移の疑い」ということで、頭部のMRIを撮りました。

またまた、造影剤を注射しながら、30分間もトンネルの中に…

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化学療法・7日目

化学療法7日目が終了しました。0085

体重が激減し、ほねかわすじえもん でございます。

昨日は、息苦しいなあと感じていたところ…

「あらいさん、先生から、肺のレントゲンを撮るように言われたので、行きましょう」
「肺のレントゲン? そんなの撮ることになってました?」
「でも先生からの指示なので…」
「息苦しいとか言ったっけ?」

ここ数日、息苦しかったり、だるかったり、気持ち悪かったり、その都度、体調を何か言っているので、言っていたのかもしれない…

インターフェロンは相変わらず痛いです。

今朝、採血をしました。

肝臓の数値の急上昇の、その後が気になります。

まだ白血球が下がる時期ではないはずですが、そちらも気になります。

昨日は、またまた熱が上がりました。

あまりに頭と顔が熱くて、氷まくらを二つもらい、上下でサンドイッチのようにしていました。

私の場合、内臓に問題がないので、食事は全くの「普通食」。

しっかりカロリーもある。そして便秘気味… なのに体重が減る… う~ん、不思議だ…

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化学療法・6日目

0788_3 化学療法6日目が終了しました。

ショッキングな出来事が連日続いております。

このだるさは、どうも、肝臓値の急激な上昇によるもののようです。

頻繁に血液検査をしているのが、抗がん剤を投与すると、白血球が減少すると、よく言われます。

今のところ白血球の減少はないのですが、白血球の減少は、投与開始10日後から出るらしいので、3日後の検査でわかると思います。

6日間で、まともに食事を摂れなかったのは2日目の昼と夜。

あとは、食欲はあまりなかったですが、とりあえず食べていました。

今朝、体重測定がありました。

なんと6kgも体重が減っていました。

6日間で6kg。

まったく運動をせず、6日で6kgもやせてしまう抗がん剤。

ダメージが、どれだけ強いかが分かります。

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化学療法・5日目

昨日の夕方から、再び体調不良です。

行ったり来たりです。

今日のお見舞いは、なしでお願いします。

採血の結果、肝臓の数値が、基準値の10倍という異常な数値になっています。


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お見舞いは…

0575 メールを頂ければ、病棟、部屋番号、お見舞いに来ていただきたい時間帯を送ります!

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元気なので…

0045 今日の今日でどうかと思いますが、お見舞いに来ていただける方がいらっしゃいましたら…

長時間はきついと思いますので、1日2時間くらいで…

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今日は元気です

0055_3  思ったよりダメージが大きかったのですが、今日はとっても元気なので、またまた更新です。

ブログというこんなにも便利なものがあるにもかかわらず、なぜ手書き!?

ある人にお手紙を書こうと思い、売店で、便せんとペンを購入しました。

久々に字を書くなぁ。

字って書かなくなると忘れますね。

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化学療法・4日目

化学療法4日目が終了しました。

今日は、元気なので、詳しくお伝えします。

まず、昨日までの、吐き気が今日は少なかったです。

朝食は半分くらいしか食べられませんでしたが、お昼と夜は、ほとんど食べました。

滞っていた便通も、夕方に解除され!? 久々のお通じとなりました。

そして、日に日にきつくなる「血管痛」ですが、今日は、「先生と看護婦さんらによる 手づくり点滴管の遮光」で、抗がん剤の投009 与にチャレンジしたのですが、やはり、血管痛はあまり変わらず…

点滴をしている最中に、血管が痛いって、想像できますかね?

私も、なんと表現していいのか、難しいのですが、じっと、うずくまるような痛さです。

私レベルのおしゃべりな人間でも、会話ができないほど痛くて、両手は汗でびっしょりです。

痛いから腕をかかえたり、動かしたりしたいのですが、動かすと点滴が漏れてしまうかもしれないので、じっとこらえるしかないのです。

世の中に、血管が痛むなんてことがあるんだなぁ… と、これまた新たな発見です。

抗がん剤の投与は、初日が最も量が多く、徐々に少なくなってきます。

おそらく、昨日の吐き気や、さまざまな副作用は、初日の抗がん剤の副作用ではないかと、私の勝手な解釈ですが、思っています。

口からのどの痛みはまだありますが、口内炎はまだできてないので、トマトを食べても大丈夫!

食事が全然食べられないので、トマトばかり食べています。

なぜかトマトは、いくらでも入るのです。

そして、インターフェロンですが、これも強烈に痛いんです。
副作用も多いらしく、インターフェロンだけで入院する人も多いそうです。

痛い話ばかりですが、この痛さを表現すると…

「痛~い麻酔を、ゆっくり打つ」これを8回繰り返すんです。

3回目くらいで、私がしがみついているティッシュケースは、汗でびしょびしょになり、かわいそうな姿になっています。

4回目から先は、痛いのを我慢するというのを通り越して、反射的に怒りが爆発しそうになります。

超美人先生が「痛くてごめんね~」と言い続けてくれるので、なんとか平静を保てるが…

おかげで、インターフェロンが終わった直後は、「50mを1本、ノーブレでダッシュ」したような疲れになります…

呼吸が乱れるのは、息を止めているからだと思います。

3日目のインターフェロンの時に、痛かったのですが、痛みを我慢して、何ごともなかったかのような顔をしていたら…

「普通は、もっともっと痛がるのに、あらいさんて我慢強いんですね~ すご~い!! すご~い!!」

と言われてしまい、4日目も、必然的に、平静を装わなければいけなくなりました…

痛いとすぐに痛み止めをくれようとするのですが、痛いって感じるのは大事な気がして、そもそも痛みに弱い私ですが、前回、今回と長期の入院生活でも、ほとんど痛み止めをつかっていません。

これだけ痛い思いをすれば、まあたいていの痛いには耐えられるぜ… と妙な自信がついてきました。

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化学療法・3日目

化学療法3日目が終わりました。

どうも2日目の抗がん剤から、点滴中にずっと、針をさしている方の腕が痛いのです。

はじめは、点滴が漏れているのかな?と思ったのですが、そうではないようです。

他の点滴は痛くないのに、抗がん剤の点滴だけ痛いのです。

昨日、そのことを話すと、「それは血管痛ですよ!」と言われ、即、対処をしてくれました。

遮光が甘いと、血管痛が起こるのだそうです。

これで、ますますあやしい点滴に。

吐気止めを点滴しているにもかかわらず、気持ちが悪いという副作用は、日に日に強くなります。

口が、サントリーのウーロン茶と水くらいしか、受けつけません。

食事は無理やり食べようと思うのですが、白米以外はほとんど食べる気になりません。

そして、便秘。

口に何か入れると、出るくらい便通がいい私が、3日間でません。

たった3日でここまで弱るか! と驚くほどです。

恐るべし、抗がん剤ですよ。

インターフェロンは、この日が一番痛かったです…

これが痛いかどうかは、注射を打つ技術の違い!?のような気がします…

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化学療法・2日目

化学療法2日目が終わりました。

初日に、それほどダメージがなかったので、「なんだ。こんなもんか…」と甘くみていたら、えらい目にあいました…

吐き気止めの点滴をしてたにもかかわらず、終わった後には、長時間の吐き気が…

乗り物酔いという感じで、以前、船に乗った時に、こんな感じだったのを思い出しました。

口の中も痛くなってきて、午後からは、熱も…

夜寝る前もずっと熱が上がってしまい、とにかくだるい。

これが毎日続くのかなぁ…

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化学療法・初日を終えて…

記念すべき!? 抗がん剤・第一日目の感想を…

昨日は、初めての抗がん剤でした。
午後2:00に始まって、点滴が終了したのは、午後8:00。

緊張していたせいもあってか、終わった瞬間はぐったりでした。

途中、インターフェロンの注射もあり、気が抜けない時間が続きました。

3種類ある抗がん剤で、メインとなる「ダカルバ04305 ジン」は、くすりを遮光することが必要だそうで、点滴の液体も光が当たらないように袋で覆っています。
「見られてはまずい薬」みたいで、ますますあやしいです…

「せんせい、これじゃ、中の薬が見えなくて、とってもあやしいですよね…」
「そうですか?」
「がんを告知されてない人がこの点滴をされたら、一体の何の点滴なんだ? と疑うでしょうね…」
「そうですかね?」

前回の入院では、呼ばない限り、看護婦さんが来ることは、ほとんどなかったのですが、今回の抗がん剤では、来るわ来るわ。10分に一度くらい、看護婦さんが、様子を見に来る…

「ずいぶん、頻繁に見に来るんですね~」
「はい。具合はいかがですか? 気分悪いとか、ないですか?」
「見てのとおり、ピンピンしてますよ。」
「何かあったら、すぐに呼んでくださいね!」
「呼ぶも何も… こんなに何度も様子を見に来るものなのですか?」
「はい。あらいさんのことが心配で心配で… 」
「もしかして、ボクに会いたいくて仕方ないんじゃないの?」
「そうなんです。会いたくなっちゃうんです…」

すると、お隣のオジサンが…

「この看護婦さん、オレの時もおんなじこと言ってたぞ!」
「そ、そうなんですか?」
「えへへ…」

とにかく、皆さん明るくふるまってくれるので、ありがたいです。

とりあえず目立った副作用はなし。

今日も頑張るぞ!

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インターフェロン

今回の私の治療は「DAVフェロン療法」と言って、抗がん剤と一緒に、インターフェロンも行うというものです。

インターフェロンとは、局所注射で、私の場合は左足の付け根に、6~8か所くらい、注射を打ちます。

この注射が、「痛い」と評判で!? 
過去にインターフェロンを打った方の感想を聞くと
「痛い、痛いと聞いていましたが、こんなに痛いとは思いませんでした…」と…

先生に聞いても、痛いことは間違いないようで
「人によって痛がり方は違いますが、泣き叫ぶ人もいます。」と…

そのため、打つ2時間前に、患部周辺に、麻酔のテープを貼りました。

いよいよ、インターフェロンの時が…

「あ~。これが痛いと評判のインターフェロンですか?」
「はい。そうです。」
「やっぱり痛いんですよね?」
「そうですね。痛くないとは言えないです。」
「麻酔のテープをしても痛いんですか?」
「ええ。これをしても、痛くて、のたうちまわる人もいます。」
「そ、そうなんですか…」
「痛かったらごめんなさいね。でも頑張りましょうね。」
「はい。がんばります。」

そして1回目の針が…

「はい。じゃあいきますよ~」
「う~ う~ ん…??」
「終わりました。次のところ、行きますよ~」
「うわ~ う~ ん…??」
「3回目行きますね~」
「あのう、痛くないことはないのですが、もっと痛いと思ってたので、大丈夫そうです…」
「そうですか。よかった! じゃあ4回目行きますね~」
「うわっ! 痛っ…」
「痛かったですか?」
「ゆ、油断してました… 今のは、ものすごく痛かったです…」
「次は痛くないといですね~。5回目いきま~す」
「うお… あ…」

結果、あらかじめ、かなり痛いと思っていたので、それほどではありませんでしたが、麻酔テープが効いているところとそうでないところがあって、効いてないところは、とっても痛かったです…

あ~、これも10日間続くのかぁ…

インターフェロンの副作用は、色々とあるようですが、まずは、熱が出るということ。

やはり、夜の検温では熱が出ていました。

このインターフェロン、肝臓疾患や、皮膚ガンに、効果があるようで、10年前は、アメリカに行かないとできない治療だったとか。

今日は痛くないといいんだけど…

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抗がん剤の種類と副作用

いよいよ抗がん剤が始まることになりました!

まずは抗がん剤の種類と、副作用について。

今回使用する抗がん剤は3種類

・ダカルバジン
・ニムスチン
・ビンクリスチン

抗がん剤を投与する量は、身体の表面積から決まるそうで、これまでにそれも計算済みだそうです。いつの間に測ったんだ?

とにかく、抗がん剤は憂鬱です。

なにが憂鬱かというと、「副作用」があるからです。

その時、痛いとか、だるいとか、そんなことならやむを得ないですが、抗がん剤の副作用は、半端じゃないダメージになるからです。

前回の入院中に「化学療法の説明」の冊子をもらいました。

そこに、ずらっと副作用がこと細かく載っています。

そして、細かい説明を受けました。

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自覚できる副作用

・吐き気、嘔吐
これがまず出てくるようです。抗がん剤の投与前に吐き気止めの「グラニセトロン」とい薬の点滴をします。点滴もヤダし、嘔吐もやだなあ…

・口内炎
これも多いようです。ひどいと、氷だまを口に入れるそうです。そうそう、美人歯科衛生士の方に、口内炎にいい!! というすごい歯磨きことはブラシをいただきました!! 

・消化器症状(下痢)
これにより、脱水と、血圧低下が心配です。

・消化器症状(便秘)
下痢もおこるのに、便秘も起こるというややこしい状況!? 出なければ便秘で、出すぎたら下痢 と言うことは分かるのですが、普通に便が出たくなったら、
「出たくなったけど、おなかが痛いほどではないから、軽い下痢だなあ」と思うか、
「出てくれたから、便秘が軽くすんでよかった!」と思うか? う~ん、ややこしい…

・脱毛
これはよく耳にする副作用。しかし、私の場合は、すでに脱毛してきているし、私の髪は、どこもかしこも1mmくらいしか長さがないので、脱毛があってもよく分からないかも!?

・手足のしびれ
ピリピリしたしびれが出た場合、投与をやめても戻らないことがあるとのこと… 私の場合、すでに左足がマヒでしびれているので、こんな感じになるのだろうか?

・聴力障害
耳鳴りや、めまいがあることもあるそうで、この副作用の頻度は少ないとのこと。

自覚できない副作用

・白血球の減少
これがもっとも頻度の高い副作用だそうです。白血球が減少すると、普段かからない菌に感染してしまうそうです。白血球の減少から考えられる病気は数え切れないほど… なので血液検査は頻繁に行われます。

・血小板の減少
血小板が減ると出血がひどくなる。場合によっては輸血もするそうです。

・赤血球の減少
貧血を起こすことがあるそうです。この場合も輸血をする場合があるそうです。

・腎機能障害
尿が出にくくなり、腎不全になることも。水分の補給をまめに行うことと、抗がん剤と同時に水分の点滴も行います。

・肝機能障害
抗がん剤の投与で、肝機能の数値が上がってしまうので、肝機能をあらかじめ上げないように入院前の指導がありました。まあ、つまり入院前は禁酒!

・電解質の乱れ
体液中のイオンバランスが崩れるそうで、点滴でイオン調節をはかるそうです。それでもダメな場合は食事が変わるそうです。

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はじまり②

3月4日

切除の日がやってきました。

形成外科に行くと、診察とは違う先生が…

「あれ? あの先生の都合で1ヶ月後になったはずじゃ!?」

髪はショートカット、ハキハキとした説明。

なんか蓮舫さんそっくり!?

切るの大好き!!  縫うの大好き!!  という感じ…

手術は15分ほどで終了…Ph_86


「では、取り除いたものは、病理検査に出しますので…」

そして3週間後の診察の時に…

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「取り除いたものの病理検査の結果が出ました。2名の先生が、病理検査を行ったのですが、良性とも言えないのですが、悪性とも言えないという、ちょっとあいまいな結果が出ました。」
「悪性ということですか?」
「いや、悪性ということではないのですが、いいものでもないということなので、今後は、その部分が腫れたり、何か別のものができたりしないか、ちょっと様子を見ていきましょうか?」
「はあ…」

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何とも後味の悪い結果に…

そして1ヶ月後、様子を見せに行くと…

「そうですね~。特に変わってないようですね。ここは形成外科なので、今後は皮膚科の方で様子を見ていきましょうか?」
「はあ…」
診察と言っても別に何をするわけでもなく、この1ヶ月何か変わったことがないか聞かれるくらいで、手術したところも、ちらっと見るだけ。
様子を見るっていうのは、よく意味が分からないなぁ…
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そして1ヶ月後、皮膚科に行くと…
「これまでの経過を教えていただけますか?」
「大きくなったできものを、形成外科で取りました。それで取ったものを病理検査で調べたら、良くもないけど悪くもないということで、様子を見ようということに…」
ここで一から説明をしました。
すると…
「ちょっと来週来ていただけますか? それまでにもう一度取ったものを調べてみますので… それから念のため、CTと超音波の検査もしていってください」
「はあ…」
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そしてこの翌週、衝撃の告知を受けることになるのです。

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はじまり

話が前後してしまいますが、そもそもの始まりを載せます。

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気付いたのは10年くらい前のことでした

1999年8月

水着に着替える時に、左足の外側の付け根に見つけた 

直径5mmくらいのホクロ 

たいして気にもせずいたホクロでしたが 徐々に大きくなってきて…

2007年8月

直径1cm大になり ちょっと気になるホクロになりました  
そして このときから ホクロに変化が現れました… 

ある日 気付くと ホクロが少し盛り上がっているように見えてきました…  
しばらくして色が黒ではなく 赤っぽくなってきました… 

「まあ そのうち病院にでもいくか…」  

2008年8月

形状は変わり、かなり盛り上がってきて 色も赤からピンクっぽい色に… 

「まあ そのうち…」  

2009年8月

全体が大きくなってきて 水着の上からでも はっきりと分かるくらいの大きさに… 

「う~ん これはまずい気がするなぁ… そのうち病院にいくか…」
 

2009年9月

夏が過ぎ 大会の更衣室で…

「ちょっと それ何??」
「あ これ元々ホクロだったんですが だんだん大きくなってきて…」
「それ取った方ががいいんじゃないの?」
「そ そうですかねえ…」

2009年10月

そして 10月には 小学1年の息子までも・・・

「それさ 相当ヤバイよ 病院に行って来たほうがいいよ」
「そうかなあ…」
「カッターで切ってあげようか?」

2010年1月

年があけ ますます大きくなるホクロ  

「やっぱり もう行った方がよさそうだなぁ…」  

ホクロが大きくなると 良くないとの話を多く耳にするようになる…
 
「悪性だと大変なことですよ」
「ホクロが大きくなって 取り返しのつかない人を知っています…」

う~ん これはまずそうだなぁ…100302_201647

2010年2月

そして ついに 大きな病院に行くことに!

総合受付で聞いてみると…
「それならまずは皮膚科に行かれるといいですよ」

皮膚科の受付で…
「これは形成外科も診てもらったほうが良さそうなので 皮膚科と形成と両方の予約を取りますね」

そして先に呼ばれた形成外科で診察を…
「どうされました?」
「話すと長くなるのですが はじめに気づいたのは 10年くらい前で たしか 沖縄の海で 着替てたときだったと思います 最初は海草か何かかなぁ なんて思っていたのですが よく見るとホクロだということが分かって… でも 他にもホクロはあるし それほど気にすることもなく…」
「そのホクロが大きくなりだしたのはいつ頃ですか?」
「たぶん3年位前だと思うのですが、たまたま指がホクロに触れたら 何か膨らんでいるような感触でした…」
「ホクロを見せていただけますか?」

ほくろを見せる

「ど どうなんですか?」
「ちょっと触りますね… これ痛いですか?」
「痛くも、かゆくもないです。」
「そうですね~ これはやはり 手術して切除することをお勧めしますね…」

先生の都合で、1か月先の、3月4日に手術ということになりました。

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右足の手術②

005 貼り付けたままのガーゼをはがしたのは、手術後15日目でした。

何の予告もなく、いきなりガーゼをはがす先生たち…

案の定、ガーゼは皮膚にくっついていて、なかなかはがれない…

すると、当然のように、無理やりはがしだしました。

はがした後の皮膚は、ピンク色でまだこれから皮膚が出来上がるという感じ。

その生まれたての皮膚を、先生たちは、容赦なく、濡らしたガーゼで、ゴシゴシこすりだしました。

この日からこの皮膚の処置は、皮膚を直接ゴシゴシこするという処置になりました。

006

その後は順調に見えた右足だったのですが、手術後20日目あたりから異変が…

キレイだったはずの皮膚があちこちがめくれてくるように…

そして、皮膚全体にかゆみも。

「そろそろ退院でもいいでしょう。」

と言われた翌日

「ちょっと、この状態はおかしいなあ…」

ということで、表面の組織を取り、菌の検査を…

翌日、「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」という院内感染にあっていたことが判明!! 

大きな抗生剤を服用し、退院が延びてしまいました…

左足の手術が大変だったので、右足のことは、あまり気にしていなかったのですが、結局こちらのほうが時間がかかってしまいました。

003

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右足の手術①

どのような手術だったのか、説明していきます。004_2

写真をクリックすると、写真が拡大するみたい!?です…

右足の手術は、左足に皮膚を移植するために、皮膚をはがしました。

手術後は、がっちりとガーゼで覆われていたため、中がどのようになっているのかわからない状態でした。

手術後5日目に、ガーゼの中を見ることができました。

すでにこのとき、痛みがひどかったのを覚えています。

皮膚をはがしたところの上に、ガーゼが貼ってあって、そのガーゼを、ずれないようにするためか? なんと、ホチキスで止めてありました。

その後、毎日の処置では、このガーゼをはがさないで、このガーゼの上から生理食塩水?で、びしょびしょに濡らし、薬を付け、その上からまた、ガーゼをたくさん乗せて、ふたをしていました。

このホチキスで止めている状態を見た時に思ったのは、「このホチキスは、いつか取ることになるんだろうなぁ… 取る時は痛そうだなぁ…」いうことでした。

その時は、すぐにやってきました

手術後6日目に、先生が…

「じゃあ今日は、このホチキスを取っちゃいますね~」001_2

「い、痛そうですね?」

「そうねえ。痛いと思いますよ。」

そしてすぐ、容赦なく、ホチキスを抜いていきました。

このホチキスを抜いたのは、チームの中でも、最も淡々と作業を進める先生。

無事ホチキスは取れました。

ホチキスは取ったものの、ガーゼはしばらくつけておくとのこと。

ガーゼを乗せているというよりは、ガーゼが完全に皮膚にくっついてしまっている様子…

これだと、ガーゼがずれるどころか、今度は、「このガーゼをはがす時が痛そうだなぁ…」という不安に駆られました…

そして手術後、15日目、ついに、このガーゼをはがす時がやってきました…

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